設立 | 2014年(平成26年)1月6日 ※従来の日本煙火芸術協会(同人会として昭和35年1月設立)を法人化 |
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会員 | 29名(正会員) |
代表理事 | 青木 昭夫 |
事務局 | 東京都江東区門前仲町1-2-6ユニオンビル3階 TEL. 03-3630-2262 FAX. 03-3630-2210 |
目的 | 日本の煙火に関しその技術を向上し、国内・国外に向け煙火の文化発信に努め、芸術性を高めることを目的とする。 |
主な事業 |
1. 花火大会への出品 2. 海外での日本の煙火の紹介、出品 3. 煙火に関する広報、出版事業 4. 会員相互の交流、支援 5. その他前各号に附帯または関連する事業 |
昭和34年秋八重芯物創作完成者として当時最高技術保持者といわれた青木儀作翁が業界で初めて黄綬褒章を受賞したのを機に「花火」という伝統文化財を育成する母体として当協会を昭和35年1月11日設立。
大空という広大な舞台に瞬時という時間で描く光と音の美的表現―花火は芸術であるということに異議を挟むものはないでしょう。しかも他の芸術表現形式では到底成し得ない雄大な規模と将来性を持っています。
しかし、今打ち揚げられている花火の全部が全部芸術であるわけでもありません。単なる美的現象にすぎないもの。また化学現象に過ぎない場合もあるようです。特に先輩が築き上げてきた花火芸術の伝統と技術に安住する傾向も少なくなく、また営業を隠れ蓑に妥協が行われていることも否定できません。そして、一般の煙火大会のマンネリズムが叫ばれ、競技会の流行に食傷し、情熱を失いかけていることは憂慮すべきことであります。
しかし、花火を愛し、花火に生きる者として花火芸術の追求ということは常に目標でなくてはならないはずです。しかも科学的に安全な花火の製造という命題の上に立って芸術性を昂揚するということが一日も等閑に出来ぬ今日このごろであります。予てよりこれらの目的を達成し、花火業界を向上させ、世界に誇る日本煙火の声価をさらに高めるために、志を同じくする者の強力な協力が要望されていました。
そこで、花火という伝統技能を「黄綬褒章の授与」という形で国家が初めて認めたのを機に、人間国宝(無形文化財)、芸術院会員、さらに文化勲章に継る芸術として公認させるべく煙火芸術の最高技能を有する団体を設立したわけです。
1960年 | 初代会長 青木儀作 就任 昭和35年~ 11名の同志により結成 岐阜中日花火大会、二子玉川花火大会で協同発表 |
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1965年 | 2代会長 青木多門 就任 昭和40年~ 海外での活動が盛んに。 |
1976年 | 西ドイツ ボンにて花火打ち揚げ |
1981年 | カナダバンクーバー「シーフェスティバル」にて花火打ち揚げ 1987まで |
1983年 | 西ドイツ デュッセルドルフにて花火打ち揚げ 香港にて花火打ち揚げ |
1984年 | 3代会長 田畑博顕 就任 昭和59年~ タイ国王誕生日 バンコクにて花火打ち揚げ |
1986年 | 香港でエリザベス女王のために打ち揚げ |
1987年 | カナダ バンクーバーで英国皇太子歓迎式典にてダイアナ妃に花火を観ていただく タイ国王還暦祝 バンコクにて花火打ち揚げ |
1992年 | タイ女王還暦祝 バンコクにて花火打ち揚げ |
1995年 | 4代会長 小口昭三 就任 平成7年~ |
1996年 | タイ国王即位50周年祝 バンコクにて花火打ち揚げ |
2003年 | 文化庁長官表彰受賞 (煙火の普及向上に尽力し我が国文化の発展に多大な貢献をした趣旨) |
2006年 | タイ国王即位60周年祝 平成18年6月11日(日)バンコクにて花火打ち揚げ |
2007年 | タイ国王生誕80周年祝 平成19年12月4日(火)バンコクにて花火打ち揚げ |
2009年 | 5代会長 青木昭夫 就任 平成21年~ 「花火は芸術である」ことを自らも信じ、他も認め、常識化されるまで我々の精進は続けられるという思いの元、年間約30の大会に出品 |
2012年 | 東日本大震災復興祈願花火 |
2014年 | 一般社団法人 日本煙火芸術協会設立 |
2016年 | 会員 野村陽一氏 黄綬褒章受賞 |